10月中旬の甲斐駒

晩秋の甲斐駒ケ岳へ行ってきました。
山小屋で出会った、この山域をよく歩いている人によれば、
もともと紅葉の目立つ場所ではないらしいですが、
今年は長雨の影響でいつにも増して色が冴えないようで、森の色は地味でした。
標高2000メートルの朝5時の気温は一日目は晴れて-1度、次の日は雨で7度。
昼間の体感は2900メートルの山頂付近で長袖2枚の暑さ。
寒さを想定して水分量が不足気味だったのは次回への反省点です。

中央本線からも中央道からも見える南アルプスの北端にある甲斐駒ケ岳。
今年は北アルプスに行く予定でこちらに来る予定はなかったのですが、
北アルプスに行けなくなり急遽10日ほど前に予定変更してこちらにしました。
上部の山肌は上の写真の通り、白っぽい花崗岩質で、晴れている日は眩しく輝いています。
北沢峠側からの上り下りは、山頂直下に2ルートあり、直登ルートは岩を乗り越えていくルート、
巻道ルートは上の写真の白い砂礫の上を歩くルート、
私は上りに直登、下りに巻道を使いましたが、どちらも歩きにくいといえば歩きにくいし、
大したことないといえば大したことないルートです。
山頂からの眺望は文句なしに、見える山全て見える感じで、
日本アルプスを一望するその中央に立っているような感じでした。
おそらく、今まで登ったどの山よりもバランス良く眺望できたように思います。

そして、南アルプスは山が大きいゆえに、北岳、鳳凰三山へ行ったときと同じく、
下りが長くけっこう足は疲れます。

翌は仙丈ヶ岳も登る予定でしたが、雨で中止にせざるを得ず、おとなしく予定日は早めて帰宅。
しかしまた、帰り際にバスで通った、濡れた白鳳渓谷の美しさ、
地味な紅葉と雨の日にしか見られない山肌を白く貫く百メートルを超える滝の組み合わせ、
見事としか言いようがない自然美に感動させられました。

たかが南アルプスの一山ですが、人の心を動かすには十分な大きさで佇んでいます。

ちなみに、大きいといえば、上の写真の山頂部(山の左上)をアップすると
下の写真のように見えます。人の小さきこと。

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